テ-マ「皮膚剝離を減らそう看護師と看護補助者が協働で予防的ケア-を考える」 QCは「Quality contorol」(品質管理)の略であり、QC活動とは、職場で自発的に集まったスタッフがグループをつくり、サービスの質の管理・改善・安全対策等に取り組むことを指します。現在多くの病院でこの手法を取り入れて医療の質の向上を図っています。
当院では本年5月にQC活動を開始し10月18日に活動報告を行いました。当院の事故報告書の中で頻繫に生じる事例に「皮膚剝離」があります。看護師20名と看護補助者13名
で「皮膚剥離」を減らす事に着目し、取り組みを行いました。原因分析では医師の自主参加もあり、多くの原因が浮上しました。週1回QC活動のカンファレンスでは移動・移乗の仕方、拘縮のある患者さんの体位交換など理学療法士より指導を受けました。最初は消極的なスタッフもいましたが勉強を重ねるごとに徐々に前向きに取り組む姿勢が見られました。レッグウォーマーの使用、スキンケア、移動移乗時の協力体制により8月、9月、10月の「皮膚剝離」は0件でしたした。今後の取り組みとしては、個別性に応じた看護、皮膚剝離、スキンケア、栄養管理、ADLの援助、リハビリ看護などの勉強会の参加を呼びかけて個人の知識の習得、病院全体の質の向上に繋がれば良いと思います。
2018年11月2日