日の出町すぎ病院

コラム 気になる医療

私の診察室（R.4.6.30）

日の出町すぎ病院
院長　古賀　敬介

今年は異常気象、早々と梅雨明けし、６月の下旬あたりから各地で猛暑日の報告。
６月の初旬には雹が降ったところもあったのに。
１年前の私の診察室を眺めていました。
まだ梅雨真っ只中。この後に豪雨が訪れて梅雨明けしていました。
信じられないような気候の変動です。
それに伴い、熱中症のニュースの件数も増大してきました。
警報が出ているのに屋外で授業をしたり、作業を行ったり。
せめて授業はどうにかならないでしょうか。
水分、塩分補給も口が酸っぱくなるくらい言われていますが、
朝食をしっかり摂るようにとは、あまり言われていないようです。
朝食抜きは今の時期には非常に危ないですよ。
熱中症の引き金にもなります。
胃の中に固形物がないと水分、塩分の吸収の効率が悪くなります。
飲めばいい、という問題ではないのです。
さて、コロナワクチンの４回目の接種が始まっています。
接種された方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
４回目は、接種した方がいいのかどうかというご質問が今まで以上に
多いです。医療者側としては、接種された方がいいですよ、と
お答えしています。オミクロン株の変異株がはやり始めている可能性があります。
ワクチンを接種していても感染する可能性はあります。
しかし、何度も言いますが、後遺症の重さが違います。
ここが大きいのです。
副反応は気持ち悪いでしょうけど、その時点で終わりますが
後遺症は一生続きます。
私としては、４回目もお勧めします。

2022年6月30日