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私の診察室 (R.04.04.04)

日の出町すぎ病院
院長 古賀 敬介

令和4年も4分の1過ぎました。
昨年末から感染拡大したオミクロン株は、第6波としてこれまでにない感染力の強さを見せつけました。
多くの医療機関や介護施設でクラスターが発生し、多くの入院患者さんや職員の方々が感染されました。
当院も2月末に1名、3月下旬に2名の職員が新型コロナ陽性となり、10日間の療養生活を送りました。
幸いにして、院内での感染拡大はなく、胸をなで下ろした次第です。
どんなに職員自身が用心していても、家庭内感染はおこってしまいます。
致し方ないのかなと思います。
肝腎なのは、常に感染したのではないかという意識を持つことではないでしょうか。
それにより、事態の悪化を免れ、感染拡大を最小限に食い止め、ご家族にとってはかけがえのない入院患者さんをお守りする。
それが今の新型コロナが蔓延するこの時代に課せられた我々医療人の使命だと思っています。
重症化はしないと言われているオミクロン株ですが、基礎疾患を抱えたご高齢の方には、やもすると致命的になるケースが多々あります。
世間一般で言われていることは、医療の現場では通用しません。
そのことを医療人として、肝に銘じて日々の診療にあたっています。
特に、この時期は花粉症やPM2.5が飛散する時期とも重なり、症状も酷似しています。それ故に、新型コロナの検査は重要になってきます。
第6波が収束しないうちに第7波の予兆がでています。
まもなくゴールデンウィークを迎えます。
今年はどうなるのでしょうか。
固唾をのんで見守りたいと思います。

2022年4月4日

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