日の出町すぎ病院
院長 古賀 敬介
令和4年も早1ヶ月を過ぎようとしています。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年も新型コロナ感染症の話になりました。
「オミクロン」感染力は「デルタ」と比較にならないくらい強いですね。
今のところ、重症化は少ないとの見解ですが、若い世代に感染が拡がっている状況ですので、高齢者や基礎疾患を持っておられる方々に感染が拡大したときに重症化するのかしないのかは、今のところ不明です。とにかく、感染を避けるしかないようです。もう一つのウイルス感染症であるインフルエンザですが、昨年、一昨年に続き、今年も今のところ、発症者は極めて少ないようです。
やはり、マスク、手指消毒が効を奏してるとしか言いようがありません。
基本的にウイルス感染症は、マスク、手指消毒をきっちりと守れば感染を防ぐことはできるはずなのですが。なぜかしら、新型コロナは拡大してしまいます。
第6波のオミクロン株は若年層から家庭に持ち込まれて、家族で感染してしまう傾向にあるようです。防ぎようがない年齢層なので、感染者数は急上昇です。
こういう話があります。
4人家族で、2人の小さい子供さんがいるご家庭です。
まず、4歳の子供さんがどこかで感染してしまいました。
瞬く間に、お父さん、もう1人の子供さんにも感染しました。
でも、いつまで経ってもお母さんには感染しませんでした。
2度、3度とPCR検査をされたそうですが、陰性だったそうです。
なぜ、感染しなかったのでしょうか。
それは、そのお母さんは、家の中でもマスクや手指消毒を怠らなかったそうです。
もともと、家の中でもマスク、手指消毒をきっちりとされておられたそうで、それをずっと継続されていたとの事。
やはり、マスクに手指消毒で感染は防げるのです。
もう少しです。頑張りましょう。
2022年1月27日